
「夏になるとピアス穴が赤くなる…」
「ピアス穴から汁や膿が出て痛い…」
「汗をかくとピアスの周りがかゆくなる…」
このような悩みを抱えている人は少なくありません。
夏は汗をかきやすく、ピアス周辺が蒸れたり、髪の毛やマスクなどが触れて刺激になったりすることで、ピアスホールにトラブルが起こりやすくなります。また、ピアスの素材によっては金属アレルギーが関係している場合もあります。
この記事では、夏にピアス穴が「うむ」原因から、日常でできる対策、病院を受診する目安まで詳しく解説します。
夏にピアス穴がうむのはなぜ?
ピアスホールが赤く腫れたり、膿のような液体が出たりする場合、単なる「夏だから」というより、汗や蒸れ、摩擦、傷、細菌感染、金属アレルギーなどが関係している可能性があります。
① 汗や蒸れ
夏は気温が高く、耳周辺にも汗をかきやすくなります。
ピアスと皮膚の間に汗や汚れが残った状態が続くと、皮膚への刺激になったり、トラブルにつながったりすることがあります。
特に、運動後や屋外で長時間過ごした後は注意しましょう。
② ピアスの摩擦や刺激
ピアスを頻繁に触ったり、寝返りで引っかけたり、髪の毛やマスクがピアスに引っかかったりすると、ピアスホールに小さな傷ができることがあります。
傷ついた部分にさらに刺激が加わると、赤みや腫れなどの炎症につながることがあります。
③ 金属アレルギー
ピアスによるトラブルでは、金属アレルギーも原因の一つです。
特に汗を大量にかく状況では、金属が溶け出して皮膚に触れることで、アレルギー症状が起こる場合があります。厚生労働省の資料でも、汗をかく運動時には装飾品を外すことや、症状が出た場合には専門医を受診し、原因となる製品の使用を避けることなどが示されています。(厚生労働省)
「膿んでいる」と思っていても、実際には感染ではなく、金属アレルギーによる赤みやかゆみなどの可能性もあるため注意が必要です。
夏のピアスホールを守る5つの対策

① 汗をかいたら清潔にする
汗をかいたまま長時間放置しないことが大切です。
入浴時などに耳周辺をやさしく洗い、洗った後は水分を残さないように清潔なタオルなどでやさしく拭きましょう。
ただし、ゴシゴシこすったり、消毒液を何度も使用したりするのは、かえって皮膚への刺激になることがあります。
② ピアスを必要以上に触らない
「汚れているかも」と思ってピアスを何度も触るのは逆効果になることがあります。
手にはさまざまな汚れが付着しているため、ピアスホールを触るときは、まず手をきれいに洗いましょう。
また、ピアスをクルクル回したり、無理に動かしたりするのも避けましょう。
③ 汗をかくときはピアスに注意
スポーツや屋外活動などで大量に汗をかく場合は、ピアスホールへの刺激に注意しましょう。
特に金属アレルギーが疑われる場合は、汗をかく場面で原因となるピアスを装着し続けないことも重要です。(厚生労働省)
④ ピアスの素材を見直す
ピアスをつけるたびに、
- 赤くなる
- かゆくなる
- 腫れる
- ジュクジュクする
といった症状が繰り返される場合は、ピアスの素材が原因になっている可能性があります。
同じ素材のピアスを使い続けるのではなく、皮膚科で相談して原因を確認することも大切です。
⑤ 症状があるときは無理にピアスを動かさない
痛みや腫れ、出血、膿などがある場合、ピアスを無理に動かしたり、何度も着脱したりするのは避けましょう。
症状が強い場合には、自己判断で処置を繰り返すのではなく、皮膚科などの医療機関に相談することをおすすめします。
「膿が出た=必ず感染」とは限らない
ピアス穴から液体が出ていると、「絶対に感染している」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ピアスホールのトラブルには、感染だけでなく刺激による炎症や金属アレルギーなど、複数の原因が考えられます。
そのため、「市販の薬を塗れば大丈夫」と自己判断せず、症状の経過を確認することが大切です。
皮膚の感染症には、黄色ブドウ球菌などの細菌が関係する場合があり、症状によって治療方法も異なります。厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」でも、皮膚軟部組織感染症は症状や深さなどによって治療が異なることが示されています。(厚生労働省)
こんな症状があれば皮膚科へ
次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、皮膚科などの医療機関に相談しましょう。
- 腫れが強くなっている
- 痛みがどんどん強くなる
- 膿が多く出る
- 赤みが広がっている
- 出血が続く
- 発熱などの全身症状がある
- 同じ症状を繰り返している
- ピアスをつけるたびに強いかゆみや赤みが出る
特に症状が悪化している場合は、早めに診察を受けることが大切です。
まとめ
夏は汗や蒸れ、摩擦などによってピアスホールにトラブルが起こりやすくなる季節です。
ピアス穴が赤くなったり、腫れたり、膿のような液体が出たりした場合には、感染だけでなく、刺激や金属アレルギーなども考えられます。
夏のピアスホールを守るためには、
「清潔にする」「こすらない」「必要以上に触らない」「汗をかくときは注意する」「異常があれば医療機関に相談する」
ことがポイントです。
ピアスをおしゃれとして楽しむためにも、耳の状態をしっかり確認しながら、無理のない範囲でケアしていきましょう。
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